土用の丑の日といえばうなぎですが離乳食中の赤ちゃんは消化機能が未熟なため脂の多いうなぎや味の濃いたれは消化不良を起こす可能性があります。
アレルギーもありますし、小骨も多い魚ですので離乳食期は避けた方が無難そうです。
でも何か土用の丑の日にそれっぽい献立ができないかなぁと調べてみたところ土用の丑の日というのは「うなぎ」だけではなく「う」のつく食べ物であれば夏バテしないとか縁起が良いとされているそうなんです。
離乳食や子供のごはんはイベントに合わせて作る楽しみもありますし、夏の風物詩でもある土用の丑の日の要素を子供の離乳食やごはんにも取り入れてあげたいですよね。
この記事では離乳食でも使える「う」の付く食材をご紹介していきます。
0歳児から食べることができる人生最初の土用の丑の日の簡単なレシピも離乳食の時期ごとに載せておきますね。
この記事の目次
離乳食向けのうなぎ以外の「う」のつく食べ物リスト
ウインナー
瓜(きゅうり、メロン、すいか、ズッキーニなど)
牛肉(うし)
このほかにも「う」のつく食べ物はたくさんありますが離乳食に使いやすい食材となるとこのあたりがベストかなと思いました。
最後の牛肉は少々強引な感じもしますが焼肉もスタミナ料理の一つなので「うし」のうでありとしようと思います(笑)
土用の丑の日の由来や大人向けのうなぎ以外の「う」のつくおすすめ食材が気になる方はこちらの記事へどうぞ。
うどんを使った土用の丑の日離乳食レシピ
土用の丑の日は7月下旬~8月上旬の暑い季節ですが離乳食でざるうどんは冷たいので汁なしの焼きうどん系にしてみましょう。
離乳食初期~中期 かぼちゃうどん
②うどんにかぼちゃペーストを大さじ1混ぜた後、鰹節を少し振りかけて完成
※かぼちゃも瓜科の野菜なので「う」のつく食べ物です。
※お好みでアレルギーチェックをクリアしているたんぱく質を足しても美味しいです。特に鯛をすり潰したものをかぼちゃを混ぜると美味しいですよ。
離乳食後期~完了期 野菜とひき肉の焼うどん
②ひき肉とレンチンした野菜を炒めて①のうどんを入れ醤油を数滴入れて炒め合わせる
③最後に鰹節を振りかけて完成
※お肉は鶏でも豚でも牛でもOKです。野菜は作るときに都度レンチンしてもOKですが私は離乳食後期から基本の野菜煮を作り置きしていたのでそこからとりわけています。
ウインナーを使った土用の丑の離乳食レシピ
※離乳食初期~中期は加工食品はNGなので避けましょう。
離乳食後期~完了期 ウインナーと玉子のサンドイッチ
②①にケチャップを少し入れて混ぜ、パンに挟んだらできあがり
※卵とウインナーにケチャップの子供大好きメニューです。
後期の最初の頃は少し薄めの味付けの方が良いと思います。パンにはさまなくてもたんぱく質のおかずとしても使えますよ。
瓜系(きゅうり、メロン、すいか、ズッキーニ)を使った土用の丑の日の離乳食レシピ
離乳食初期〜中期
初期で瓜系をすりおろしてレンチンするとただの水分みたくなるのであまり向いていないのですがきゅうりが一番使いやすいです。
野菜ペーストの1種類としてきゅうりをあげる感じで良いかと思います。
中期は果物としてメロンやすいかを小さい角切りにするのが取り入れやすいです。
夏はどちらも甘くて美味しい時期なので食べやすい大きさに切ってあげてくださいね。
離乳食後期~完了期 ズッキーニのトマトチーズ煮
②ズッキーニとパプリカ、玉ねぎを子供が食べられる大きさに切り①の鶏肉と一緒に炒めてひたひたになるくらいに水を入れて沸騰させる
③沸騰したらトマトピューレorトマト缶をお好みで入れて酸味が飛ぶまでしばらく(約5~10分)煮て粉チーズとコンソメで味を調える
※塩味の濃さは月齢によって加減してください。子供の味付け後に味を濃いめにすると大人の夏野菜とチキンのトマト煮にもなります。
牛肉を使った土用の丑の日の離乳食レシピ
※離乳食初期~中期は牛肉はNGなので避けましょう。
離乳食後期~完了期 牛肉のしぐれ煮
②鍋に薄切りにした玉ねぎとめんつゆを薄味になるように水と合わせて入れ透き通るくらいまで煮る
③①の牛肉を鍋に入れてさっと煮たら完成
※めんつゆはにんべんのつゆの素を愛用しています。
なぜかというと原材料を見ると余計なものが少ないし何より美味しいのでうちは大人も子供もにんべんで味付けしてますよ。
味付けだけうなぎのたれ風にして土用の丑の日風にするレシピ
離乳食期の子供はうなぎを食べらえないですが他の魚を使ってうなぎのたれ風の味付けでかば焼きをつくってみるのはどうでしょうか。
「う」のつく食べ物からははずれますが雰囲気はこっちの方が土用の丑の日メニューっぽいかもしれません(笑)
まず大人の基本のうなぎのたれのレシピです。
私はこの方のレシピが簡単で作りやすかったのでご紹介です。
これは大人のものなので子供用に薄味にしないといけないので分量などを考えてみました。
離乳食後期&完了期に使えるうなぎのたれのレシピ
※たれは醤油、酒、みりん、砂糖と調味料を使うので離乳食後期からのレシピになります。
醤油、酒、みりん 各大さじ1ずつ
①小鍋に酒とみりんを入れて1分ほど沸騰させてアルコールを飛ばす
②醤油を追加してさらに沸騰させる
③少し煮詰めたらお皿にうつす
④小鍋を洗ってそこにお水を30mlほど入れて沸騰させて③で出来上がったたれを少しずつ入れて好みの濃さにする
※薄いたれの味がする水みたいなものができます。
⑤水とき片栗粉を入れてとろみをつける
⑥お好みの焼いた魚にとろみのついたたれを塗る
かば焼きのタレは煮詰めて甘辛いのが美味しいですよね。
でもこれだと離乳食用には味が濃すぎるので一度きちんと作ったものを薄め片栗粉でとろみをつけてそれをソース風にしてみました。
本来は砂糖も同量入れるべきなんですが甘すぎるのでみりんのみのレシピです。
魚全体に塗るので塩分&甘さも控えめですが、味の濃さはお子さんの離乳食の進み具合で加減してくださいね。
※料理酒もみりんもアルコールが含まれていますので離乳食で使う場合はきちんと煮切りをしましょう!
魚なら比較的なんでも合うとろみタレだと思いますがおすすめはアジです!
アジの旬も5月~7月なので土用の丑の日の時期は特に美味しいですし、脂もほどほどにあり離乳食としての栄養も◎です。
アジのハンバーグにこのかば焼きのたれ風とろみソースをかけるのも美味しいですよ。
まとめ
以上が私の考えた離乳食期でも土用の丑の日を楽しむ方法でした。
「う」のつく食べ物を食べるのもよし、うなぎのかば焼き風のタレを離乳食用に作って他の魚に塗るもよし!
手軽に季節の行事を取り入れられればごはんの時間も楽しくなりますよね。
ぜひぜひやってみてくださいね。