レシピ通りに作れば料理なんて誰でもできるって言われますが私は塩少々ってどのくらい?適量って何?何に対しての適量なの?となるタイプで料理は下手で苦手なんですが…子供が生まれて離乳食だけは頑張ってみると決めて約半年離乳食の手作りを続けてみました。
結果から言うとやってよかったです!!(手間はかかったけど)
料理下手な私がなぜそう思ったのかをこれから書いていこうと思います。
料理が好きな人得意な人はそもそも離乳食を手作りすることに悩まないと思うので料理下手なママやパパで離乳食を手作りしたくないと思っている人へ手作りするメリットをお伝えできればと思います。
この記事の目次
離乳食を手作りしたことでスキルアップできたこと
調理時間の目安が分かるようになった
料理下手な方なら分かってくださるかと思うのですがにんじんは5分茹でるってレシピに書いてあっても切る大きさは書いてなくて適当に切って本当に5分で柔らかくなるのこれ…みたいなことで悩んだことありませんか?
離乳食は初期から完了期まで色々な野菜を色々な柔らかさでさらに大きさも変えて煮ていくのでどのくらい煮たら火が通るのかわかるようになります。
同じようにお粥は10倍粥→軟飯へと変わっていく過程で水の量の調節ができるようになって、生焼け厳禁の肉や魚、卵の調理は完全に火を通すにはどのくらいの時間が必要なのかが自然と学べるんです。
離乳食で食材に火を通すをマスターしたので大人のメニューでもこのくらいの時間かな…という目安を立てられるようになりました。
例にあげた食材は大人ごはんでもよく使う食材ですし離乳食を手作りすると必ず通る道なので作っていたらいつのまにかできるようになってしまうんですよね。
味付けがなくて焼くだけ煮るだけみたいな料理は大人のレシピにはほぼないので離乳食を作ることで料理本にも載っていない基本中の基本を学ぶことができたなぁと振り返ると思います(料理というよりは実験に近いですが(笑))
味の濃さを調節できるようになった
私は外出時は積極的にBF(ベビーフード)を利用していたのですがBFって月齢ごとに分かれているので味の濃さが手作りのときの目安になるなと思って息子にあげるたびに味見をしていたんです。
毎回少し食べてはふむふむこの濃さが離乳食中期の味付けなのか…と分かったつもりでいました。
が!いざ自分で作るとなると料理下手という人種には何をどのくらい入れればBFと同じ濃さの味付けになるのかがさっぱりわからないんです!(笑)
でもこれも離乳食を手作りしたことで解決していきます。
離乳食初期は調味料は使わないので素材の味だけです。ある意味無味ですよね。
ここから醤油数滴とか塩をほんの少しとか入れていくことで薄味を作れるようになります。
1つ基準ができるようになればあとは調味料が変わるだけなので試しながら月齢に合わせた味の濃さの離乳食を作っていくことになります。
これが結果的に調味料をどのくらい入れると味がどう濃くなるのかという料理の基礎に繋がります。
これは…料理下手を一歩脱する予感がしてきませんか?
食事の栄養バランスについて知識が増える
後期になると主食80g野菜50gたんぱく質15gなど一食分で摂りたい栄養素などを意識するようになっていきますよね。
例えばたんぱく質はお肉なら15gだけどお豆腐なら50gまで食べていいとかこういうのって離乳食を手作りしてなければほぼ意識しないで普段料理を作ってると思うんです。
子供が産まれる前の私の料理は食べたいレシピを探してそれ通りに作るだけだったのでバランスなんて考えたことがありませんでした。
白米とおかずとお味噌汁と野菜(カットサラダ)があればとりあえずよしみたいな感じです。
離乳食のたんぱく質のg制限は消化機能が未熟な赤ちゃんに負担をかけないためですが、主食と野菜とたんぱく質割合は大人よりは少ないけどバランスという意味では同じなので大人ごはんにも活用できちゃいます。
栄養の基準値のプロ並みの知識はないですが離乳食のバランスは大人のごはんのミニチュア版と考えると大人の献立を考えるときも少し野菜多めのお味噌汁を作るとバランスがいいかななんて考えられるようになりました。
まるで料理ができる人のような気持ちになります(決して料理上手になったわけではないですよ)
離乳食を料理下手でも頑張って作った結果は…
料理の基礎が身についた!です!!
我が家は育休明けで大人ごはんを作り置きをするようになったのですがレシピ通りに作っても好みの味ではないときに何を足せば好きな味になるのかが自然と分かるようになってたんですよね。
料理が得意な人からしたらそんな小さなことって感じるのかもですが、料理下手な人間からするとこの進歩はかなり大きいです。
手作りの離乳食には愛情がこもってて子供にも良いに決まってる!だから手作り推奨なんです!なんて私は少しも思わないんですが(便利なBFも使いまくってますし冷凍野菜にもとてもお世話になってます)料理下手な人にこそ、自分の今後のために離乳食の手作りをおすすめしたいです。
実際料理下手な私がここまで料理の基礎能力を上げることができたので騙されたと思って初期からぜひ作ってみてください。
離乳食の期間はたった数ヶ月です。ここで頑張れば今まで苦手だった料理の基礎が自然と身につくと思えば少しだけ頑張れそうな気になりませんか?
もちろん幼児食になってからの食事だって格段に美味しいものが作れるようになっているはずです。
育児でてんてこまいな時期ではありますが、料理下手な方こそ手作り離乳食に挑戦してみてはいかがでしょうか。